新島ロラン局鉄塔倒壊撤去
高さ213mの支線式鉄塔の撤去記録です。
①重量170t、高さ213mの支線(6段18条)式鉄塔です。
この鉄塔を倒壊撤去します。
②地上から見た鉄塔内部はこんな感じです。
③高さ213mから地上を見てみると、さながらナスカの地上絵みたいです。
④支線は90mと180m先に3本ずつ3方向に固定されています。
空中線は鉄塔頂部から地上300m先に張られていました。
⑤支線の地上部分です。
スケール代わりの社員の身長は172cmほどです。
クレビスやリンク類の金物が大きいです!
⑥鉄塔を挫屈させる位置で作業中です。
地上36m付近に回転ガイドを取付けています。
手前に見えている支線は倒壊前に地上部で撤去します。
⑦支線の地上部撤去準備です。
18条ある支線のうち、撤去するのは最下部の1方向1本だけです。
20tのチェーンブロックを2台セットしました。
この支線は構造用スパイラルロープのΦ52です。
⑧支線撤去準備が出来ました。
支線張力を8tまで下げてから金車(ワイヤー)に預けました。
全員退避したのち300m離れた5tウィンチで操作します。
⑨引き込みワイヤーのセットです。
地上34mの主柱2本を特強ワイヤーで均等荷重を掛けて
350m先の7tウィンチで引き込みます。
⑩鉄塔から250mの位置の引き込みワイヤーです。
この金車の50m先にさらに金車がセットされています。
⑪鉄塔から300mの位置の引き込みワイヤーです。
この金車の左側50mの7tウィンチで倒壊させます。
⑫引き込みウィンチです。
7tウィンチ左右2条のワイヤーで、鉄塔に20tの荷重を掛けます。
⑬鉄塔倒壊の様子です。
※画像をクリックすると動画を見ることが出来ます。
情報通信工事部のお仕事動画です。
送電・情報通信設備の大東電業(株)さんの投稿 2017年2月22日水曜日
⑭倒壊後のGoogleマップです。
2015年1月倒壊。
その後1ヶ月で地上解体と現地片付けを終えましたが、
Googleマップは倒壊したままです。